トップ10にも入らぬ経済力。不思議がいっぱいの国。コラム:ロシアはいつ壊れるのか。

ロシアはほんとに強いですか?

今大会のロシアには当たりたくないです。
いろいろこわいです。

トップ10にも入らぬ経済力。

ロシアから北極海に突き出す半島?ヤマル?現地の先住民が話すネネツ語で?地の果て?を意味するという?3月下旬?東岸のサベッタを訪れると?零下30℃の中を?純白のホッキョクギツネが走り回っていた?

この極寒の地で?昨年12月から液化天然ガスLNGの生産が始まった?ロシアで?サハリンに次ぎ2カ所目のLNGプラントとなる?ヤマルLNG?だ?世界で初めて本格的な砕氷能力を持つLNGタンカーを使う?訪れた日は?日本の商船三井が保有する?ウラジーミル?ルサノフ?が接岸していた?氷が薄くなる夏季には北極海を東に進み?アジア方面に運ぶ計画もある?地球温暖化で注目される?北極海航路?だ?

?ヤマルLNG?には?ロシア?ノバテク社のほか?仏のトタルと中国国営企業2社が出資している?クリミア併合に起因する米国の対ロ制裁の対象となったが?中国の協力で軌道に乗った?

皮肉なことに昨年12月に出航した第1号タンカーがLNGを運んだ先は?米国のボストンだった??100年ぶり?という大寒波に見舞われ?制裁対象のロシア産LNGの緊急輸入を余儀なくされたのだ?エネルギーが持つ有無を言わせぬ力の大きさを見せつけるてんまつだった?

広大な国土に眠る石油と天然ガスは?ロシアの国力そのものだ?輸出量で天然ガスは世界1位?石油はサウジアラビアに次ぐ世界2位?国家財政のほぼ半分を?石油と天然ガスが支えている?

この10年ほど?ロシアが戦略的に進めてきたのがアジア?太平洋方面への輸出の拡大だ?日本も石油?天然ガスともに1割近くを依存?欧米からの制裁が??東方シフト?をさらに後押ししている?

北極方面からロシアの地図を眺めると?旧ソ連時代に建設された欧州方面へのパイプラインに加えて?中国や太平洋に向けて?両腕を広げるようにパイプラインの建設が進んでいることがわかる?欧州の命綱を握っているという自信が?国際的に孤立しても強気の姿勢を崩さない理由のひとつだ?さらに?どこにでも運べるLNGの生産能力を高めていくことがロシアの戦略だ?

だが?石油?天然ガスは?ロシアのアキレス腱でもある?1991年のソ連崩壊は?85年から86年にかけて起きた原油価格の急落が引き金を引いたと指摘されている?エリツィン政権時代も安値が続き?98年には債務不履行デフォルトに追い込まれた?それが?2000年のプーチン政権の誕生と機を同じくして価格は上昇に転じ?ロシアは瞬く間に債務国から債権国に?だが?その後もリーマン?ショックなどによる原油価格下落のたびに?ロシア経済は大きく揺らぐ?米国発のシェールガス革命は?天然ガスでのロシアの独占的な立場を脅かす?頼みの?東方シフト?の先行きも不透明だ?輸出先として期待する中国は中央アジア諸国からも輸入しており?ロシアの資源を安く買おうと揺さぶりをかける?石油とガスは?ロシアにとって諸刃の剣になっている?

不思議がいっぱいの国。

ロシアというと、近くて遠い国という印象がありませんか?実は日本から一番近いヨーロッパなのです。そして、横断するのに飛行機で9時間もかかる広大な国土。西側に位置する歴史深い首都モスクワには、荘厳な建物が数多く建ち並び、忙しい人々が足早に行き交います。街並みがかわいらしい極東ウラジオストクでは、ゆったりした時間が流れる中、青空市場に豊富な食材が並び、いつも人でにぎわっています。これだけ広大な国土ですから、西と東では街の雰囲気はまるで別の国のよう。日本から2時間半のフライトでウラジオストクに降り立ってみれば、「ここもロシアなの?」と不思議な感慨を覚えることでしょう。

日本とロシアは、多くの自治体が姉妹都市関係を結んでおり、長年交流を築いています。提携を結んだ時期としては古くは1970年前後、そして1990年前後 - つまり日本では「バブル期」となり、ロシアでは民主化が進みソ連が崩壊に至った時期に集中しています。最近ではフィギュアスケートのアリーナ?ザギトワ選手の愛犬、秋田犬のマサルちゃんが注目されていますが、秋田市もウラジオストク市と30年来の交流があります。秋田犬は優れたコミュニケーション能力を持つうえ、寒さにも強いため、ロシアで人気が高いのだそうです。

今回は、そんなロシアについてご紹介していきたいと思います。

世界一の国土を誇るロシア。その面積は約1,710万?、日本の約45倍にあたります。東西に大きくまたがるため11ものタイムゾーンがあり、同じ国内でも時差は最大10時間になります。人口は1億4,688万人、日本とそれほど大きく変わりません。宗教は、多くの人がロシア正教を信仰していますが、ロシアは190もの民族が暮らす多民族国家であり、イスラム教、仏教、ユダヤ教などさまざまな宗教が信仰されています。公用語であるロシア語は、第二言語として使用する人を含めると世界で2億7,500万人ものスピーカーがいて、キリル文字という不思議な形の文字が使われます。

「ロシア語というと『Я』や『И』という文字を見るけれど、『R』や『N』を逆さにしたものなの?」と思う方もいるでしょう。 実は全く関係ありません。諸説あるものの、キリル文字はギリシャ文字に由来しているといわれています。 なんだかとっつきにくい印象があるかもしれませんが、読み方に例外が多い英語とは違って、ロシア語は基本的に、いわゆる「ローマ字読み」をします。つまりルール通りに置き換えればそのとおりに読むことができるのです。街中では、看板や標識などで、たとえばこんな言葉を目にすることがあるでしょう。いくつか単語が読めると、旅行で役立ちます。СТОП=STOP英語の”Stop”。道路標識でよく見かけます。 РЕСТОРАН=RESTORAN 「レストラン」ですね。ИКРА=IKRA=イクラ筆者も大好物のイクラ、実はロシア語なのです。

ここで、いくつか見どころをご紹介します。

<ポクロフスキー大聖堂聖ワシリー大聖堂>ロシアの建物といえば、玉ねぎ型をした屋根のカラフルな大聖堂を思い浮かべる人も多いでしょう。ロシア正教の聖堂の多くに見られる、この特徴的な玉ねぎ型の屋根の由来は諸説ありますが、ろうそくの炎をかたどったもので、祈りが神様に届くさまや、神様が天上に昇るさまを表しているといわれています。また、雪が積もりにくくするための工夫であるともいわれています。輝く黄金の屋根を抱く白亜の聖堂や、目を見張るような美しい木造の聖堂など、ロシアには訪れてみたくなる美しい聖堂が数えきれないほどあります。

<エルミタージュ美術館>サンクトペテルブルク中心部にあるエルミタージュ美術館は、世界三大美術館のひとつで、世界遺産に登録されています。「エルミタージュ」とは「隠れ家」を意味するフランス語で、もとはエカテリーナ2世が個人的に収集した美術品を飾る私的なサロンでした。名だたる巨匠たちの名画はもちろんのこと、その豪華で優美な外観や内装は、まさに建物そのものが芸術といっても過言ではないでしょう。総面積は46,000㎡、ほぼ東京ドームひとつ分。じっくり見学しようとしたら、2-3日あっても足りないかもしれません。

<モスクワの地下鉄構内>見どころは地上だけではなく、地下にもあります。モスクワの地下鉄は、構内自体が美術館さながらに美しいことで有名です。駅ごとにデザインは異なるので、駅をめぐってみるのも楽しいかもしれません。以前は構内での写真撮影は禁止されていましたが、現在は自由に撮ることができます。ちなみにエスカレーターはびっくりするほど速度が速いので、足もとには気をつけましょう。

ロシアの経済については、1997年のアジア通貨危機や財政の悪化によりルーブルが大暴落し、市民生活に打撃を与えました。このころモスクワを訪れた筆者は、ちょうど真冬だったことも手伝って、街の雰囲気が非常に暗かったことが印象に残っています。 その後成長を続けたものの2015年には再び原油価格の下落で経済が低迷しましたが、以降緩やかに回復し、2017年にはヨーロッパで5番目の経済規模図表1となりました。ルーブル安を追い風にして輸出が伸びていることからも、今後もロシア経済は緩やかなプラス成長基調になると予測されています。

株式市場については、財政危機が収束してから、原油価格と連動する形で成長を遂げてきました。2008年には世界金融危機により株価が大きく下落したものの2009年には回復に転じ、ここ数年は上昇基調を維持しています図表2。

次に、貿易における日本との関わりについてもみてみましょう。 ロシアは豊富な天然資源を有し、最大の輸出相手国であるオランダや中国、ドイツをはじめとして、各国に輸出しています。日本への輸出品目を見ても、その大半を占めていることがわかります図表3。また、意外にも金の産出量は南アフリカよりも多く、世界第3位です。あなたが持っているアクセサリーの中にも、ロシア産の金を使用したものがあるかもしれません。 日本からの輸入については、自動車および自動車部品で半分以上を占めています図表4。極東地域では、街を走る日本車の比率は相当高く、筆者が現地で話したドライバーは「日本車は性能がいいし長く使えて、いいね。みんな使ってるよ」と話していて、需要の高さが伺えました。

ロシア人には親日家が多く、訪日するロシア人旅行者は年々増加しています。しかし、ロシアへの渡航にはビザが必要*であることが日本人にとってハードルになっていることも事実です。2020年には日系航空会社が新たにロシア線参入を計画しており、これは将来的なビザの緩和を見据えた流れのひとつかもしれません。もっと容易にロシア旅行ができるようになれば、未知の発見に出会えることも増えるでしょう。* 極東の主要空港では2017年に電子ビザが導入され、手続きが簡素化されました。

<おまけ>ここまでお付き合いくださった皆さまの中には、「自分の名前をキリル文字で書いたら、どうなるの?」と思った方もいるかもしれません。50音に置き換えた簡易表を作ってみましたので、息抜きにでもしていただけると幸いです。

コラム:ロシアはいつ壊れるのか。

[14日 ロイター] – ロシアはいつ崩壊するのか。どん底の原油価格や、西側諸国による制裁、インフレ、そして人口危機──。第2のロシア革命はいつ起こるのだろうか。1917年に発生したロシア革命から100周年を迎える来年だろうか。

第1次ロシア革命では、労働者や農民、兵士がサンクトペテルブルクの豪華な宮殿にいる貴族階級に反抗して決起した。その人数は膨大ではなかったが、十分なものだった。

プーチン大統領が率いるソ連崩壊後の支配階級は今や、モスクワの豪華なクレムリン宮殿に移り、生まれながらに裕福ではなかった埋め合わせに、大きな富をお互いにぐっと差し出し合っている。不平不満のある人々にとっては、魅力的な目標だろう。

今のところ、革命の兆しもないし、深刻なデモさえもない。クレムリンの中枢にいるプーチン氏は、世論調査で80─90%の支持率を享受し、非常に高い人気を今も誇っている。2014年3月にロシアがウクライナ南部にあるクリミア半島を併合して以来、この2年間そのような状況が続いている。

ウラジーミル?ナボコフの1945年の著書「A Conversation Piece原題」の中で、ロシアの白軍の亡命大佐は、彼の祖国を奪った共産党の宿敵だったが、スターリンへの敬愛の感情を爆発させている。「偉大なロシア人民は目覚めた。そして、我が祖国は再び偉大な国となる。今日、ロシアから出てくるあらゆる言葉に、私は力を感じる。私は古き母国ロシアの素晴らしさを感じる」

著名なリベラル色の強い評論家、アンドレイ?コレスニコフ氏は、現在のロシアの指導部が「不自由さを聖なるものにする」傾向があると書いた。すなわち「新しい社会契約は、ロシア人民がクリミアや国家威信と引き換えに自由を放棄することを要求している」

このような誇りの高まりに伴って、それを強化するような姿勢が現れている。つまり、スターリンへのさらなる称賛と、米国やヨーロッパ連合体EUに対する称賛の大幅な低下だ。ロシア人の大部分は、権力の誇示を称賛する亡命大佐と一致している。

「ロシアは再び偉大な国である」という誇りの植え付けは、クレムリンにとって最大の、そしておそらく唯一のカードであり、何度も使う必要があるだろう。ロバート?カプラン氏は最近のエッセイの中で、プーチン氏の「外交政策はより創造的に、そして、用意周到でなければならない。彼が海外でカオスを作り出せば作り出すほど、国内での彼の安定的な独裁体制が価値あるものとなる」と記した。

ロシア大統領が本当に西側を嫌いかどうかはともかく、プーチン氏が生き残れるかどうかは、彼自身がそう振る舞うことにかかっている。

しかし、プーチン氏の成功には1つの問題がある。クリミア併合は、制裁実施前から顕著だった同国の不況を補うものとなった。それは、堅調な消費増加と引き換えに、国家への忠誠を要求し、指導者層が裕福になるよう任せるという、プーチン流の社会契約から、人々の話題を変えた。

コレスニコフ氏が指摘するように、「国家イデオロギーは未来への最重要な概念は与えてくれない。その土台はロシアの過去の栄光だ。この意味では、国家イデオロギーは、極めて限定的な寿命しか持ち合わせていない」。カプランもこれに同意している。「プーチン氏は経済破綻の影響から自らのレジームを守ることはできないだろう」と。

ロシアで最も優秀なエコノミストの1人は今月、ロシアのナショナリズム、及び帝国主義の復活は脆弱であり、それを変える、もしくは変えなければならないとの予想の確固とした裏付けを示そうとした。カプラン氏は、フルシチョフを1964年に倒したようなクーデターの可能性を排除できないと考えている。

第1期プーチン政権で経済開発貿易相第1次官を務め、現在はフロリダ州立大教授のミハイル?ドミトリエフ氏は、「プーチンの春」で改革が実施できると考えた優秀な若手リベラル派のグループの1人だった。しかし、プーチン政権が独裁に向かって漂流しているとみるや、ドミトリエフ氏はグループを去った。

同氏は、英王立国際問題研究所チャタムハウスでの年次ロシア講義の中で、注意深いエコノミストの手本となっている。すなわち、ロシア経済は大災害ではない。ロシアの中央銀行は、どの中銀に劣らず、景気後退を何とか管理してきた。失業率は約6%と低く、欧州の多くの国よりははるかに低水準だ。輸入が足りず、その分を国内生産でまかなう点で成功してきた。原油価格の下落で白日の下にさらされた、ロシアの原油価格依存は、経済を他の分野にも多様化させなくてはいけないという新たな関心を起こしている──。

とは言うものの、ロシアは今年、推定で1.5%のマイナス成長という景気後退に直面している。よくて、かなり低いプラス成長へ戻る予想だ。2017年は0.9%、2018年は1.2%の成長が見込まれている。運がよければ、ロシアは10年後、GDPが危機以前の水準まで戻るだろう。雇用は堅調だ。従業員を解雇するよりも、雇用者は賃金を削減するからだ。消費はかなり悪化している。

驚くべきことではないが、政治家の人気は落ち込んできている。メドベージェフ首相の支持率は大幅に低下してきている。多くの州知事の支持率も同様だ。

しかし、プーチン氏は違う。以前の多くの独裁者と同く、たとえ彼が命令を下したとしても、政治論争を超えた人物となっている。同氏は、自らのレジームが建てられている岩だ。欠かせない人物だ。大多数のロシア人が同氏に与えている支持、もしくは愛情、が消えるとすれば、現在の権力構造を支えるすべてが失われることになる。

その時、他の世界にいるわれわれは未知の領域に踏み込むことになる。ロシアは指導者を中心に団結することができず、はっきりとした後継者もいない。リベラル派は小さく、いまだ信頼を置けない集団のままだ。

皮肉にも、希望は抗議運動の中にある。ドミトリエフ氏によれば、ロシアにおいて、抗議運動はおおよそ経済的な混乱から数年遅れて起こるという。例えば、2011年の抗議運動の高まりは、世界の他の多くの国と同様、2008年の激しい景気後退の3年後だった。

抗議運動によって、より強く過激なナショナリストのグループや、プーチニズムの終焉はこの偉大な国が、自らの復活に必要な欧州との関係を再構築する好機とみる人々が、指導者として登場することもあり得る。

「ヨーロッパの運命」は、旧ソ連のゴルバチョフ元大統領が1980年代後半にソ連を開放した根底にある意味だった。それは、1990年代当時のエリツィン政権によっても、断続的に保たれた。しかし、それはもてあそばれ、2000年代になってプーチン氏によってきっぱりと捨てられた。

プーチン氏がもし失脚するならば、ロシアは復活のチャンスがある。それを望む人々は誰でも勇気と強さ、そして支援を必要とするだろう。こうした人々が失敗したとき、今日より危険な領域に私たちは踏み入ることになろう。

*本文中の脱字を補いました。

*筆者はロイターのコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。

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